
もくじ
はじめに

宝塚歌劇、気になるけど行ったことがない。

チケットの取り方もわからないし、服装もどうすればいいの?
そんな不安を抱えている方に向けて、今回は“はじめての宝塚観劇”を応援!
特に、

男だけど行って浮かないかな?
と迷っている男性の方、ぜひ参考にしてみてください!
宝塚歌劇って観に行く人は女性ばっかりじゃないの?
男性の自分が紛れ込んだら不自然じゃない?
と思われる方は多いと思います。
でも、観たくなったらもうそれは“行き時”!
見ずにモヤモヤするのはもったいない!
私の職場の定年間近上司、言うなればおっちゃんにも宝塚を観に行きたい!助けて!と言われたので色々指南してきました。
そんなおっちゃんでも宝塚を観に行こうと頑張っているので、観に行けない人はいないと思います。
まずはチケット確保を!
宝塚を観に行くならチケットゲットからです。
宝塚のチケットは3500円~と大変リーズナブルです。
座席によって価格が変わりますので、お財布と相談して決めてくださいね。
SS席:12,500円
S席 :8,800円
A席 :5,500円
B席 :3,500円
※B席2階17列目:2,000円
3500円のB席でも全然楽しめますよ!
ちなみにSS席は基本的に友の会に入っていないと入手することは困難です。
友の会に入っていても抽選です。
おっちゃんは宝塚を観に行くなら良い席で観たいというので、それなら友の会に入れば優先的にチケット申し込みができるし、SS席も申し込みできるし、何より手数料がいらないから一番お得に観劇できるよと伝えました。
そうしたら本当に入会して、毎月チケットの抽選申し込みをしていました。
ただ、最近はトップスターの退団、新トップスターのお披露目公演が続いていたこともあり友の会の抽選は悉く落選。
落選のたびにおっちゃんからどないなってんねーんと連絡が入りましたw
そんなおっちゃんもとうとう、花組公演『悪魔城ドラキュラ』のS席チケットが当選!
一人で観に行くというので、洋服のアドバイスも求められました。
まぁそんなおっちゃんほど友の会にはいる意欲はないよ…という方でも、一般販売のチケットがあるので、まずは公式のHPを見ていただき、チケットゲットをお願いします。
基本的に公式サイトからWebで取得するのがおすすめです。
座席が自分で選べちゃいます!
ただ、Webチケットサービスを利用するには宝塚歌劇共通IDなるものを登録する必要があります。
転売対策、きびしくてよ。
ちなみに前までは劇場のチケットカウンターでもチケットは販売していましたが、廃止になりました。
※公演当日にチケットがあればチケットカウンターでも購入可能でが、あるかないかは運次第なのでご注意を。
ということで、初観劇を控えているおっちゃん上司のような方でも、楽しく宝塚を観劇できるようにどんな感じで臨めばいいのか見ていきましょう。
レッツゴー
出発前の準備!
気になる服装は?
なによりも気になるのは服装ですよね。
ぶっちゃけていうと、昔ほどうるさくないような気はします。
ただ、そんなこと言ったって実際に行って恥をかきたくない!と思う方も多いかと思いますので、全体的な雰囲気をお伝えします。
女性はきれいめ、男性はスマートカジュアルな感じです。
周りに溶け込みたい方は女性であればワンピースやブラウスにスカート、もしくはブラウスにパンツスタイルといった感じで、普段より少しだけお洒落を意識すれば周りにも溶け込みつつ気分も上がってきます。
話は逸れますが、たまに「君は宝塚の娘役か?」と思うようなかわいい服装をしているお客さんがいたりして、それも含めてあぁ宝塚って感じ…という気分になれます。
男性は秋冬であればジャケットやシャツにスラックス、春夏であればシャツ(ポロシャツでも)にスラックスといった服装で良いと思います。
ネクタイしてきたら関係者になります。
さぁこれで服装はばっちりですね、では宝塚へ向かいましょう。
観劇前のオススメ行動について
「花のみち」を歩こう
花のみちを満喫すべし!
駅から劇場へと続く花のみちは、まるで夢の世界への入口。
春は桜がとても綺麗ですが、季節ごとの花も美しいし、劇場周辺のお店にはサイン入りポスターも。これだけでもテンション上がる!
ちなみに花のみちをタカラジェンヌが歩くことはできません。
花の道ってすこし高さがあって歩道を見下ろす形になるんです。
歩道をもし上級生が歩いていたら…上級生を見下ろすことになるんですね~!
なので、タカラジェンヌは皆歩道を歩いています。
タカラジェンヌ気分を味わいたい方は歩道を歩いてみてもいいかも。
宝塚ホテルで気分をさらに上げる
花のみち沿いにある宝塚ホテルも、観劇前(観劇後)にぜひ立ち寄ってほしいスポット。
宿泊予定はなくとも、スターさんの衣装やかつての緞帳が飾られていたり、赤い絨毯の階段があったりとまるで宝塚歌劇の世界がそこに!
ショップもあるのでぜひぜひ、立ち寄ってみてください。
お腹を満たすのも忘れずに!
いよいよ宝塚大劇場に到着です。
お腹が空きましたね。
観劇するとカロリーが消費されますので、しっかり腹ごしらえしておきましょう!
レストランの詳細は公式HPを観ていただければ雰囲気を掴めるかと思います。
入りやすいのは、やはり入ってすぐ右手にあるカフェテリア「フルール」です。
まず座席を確保です!座席がないと券売機に並べません。
座席をゲットしましたら、次にタッチパネル式の券売機に並び、食べたいものをタッチします。
「フルール」では、公演ごとに公演特別メニューと公演デザートが用意されています。
苦手なものがなければ、是非食べていただきたいですねー!
メニューの名前は公演にちなんで名づけられています。
こじつけがすごいものからダジャレまで、たまに関西魂を見せてくるのが宝塚です。
ちなみにちょっとイイお値段はしますが、もっと宝塚の雰囲気を味わいたい!という方はレストラン「フェリエ」へどうぞ。
こちらにも公演特別メニューかあります。
お上品です。
いや〜洋食ばっかり勘弁だぜっていう方は、和食レストラン「くすのき」もありますので是非どうぞ。
ここも美味しいですよ〜
公演プログラムは絶対に買うべし
さて、お腹を満たしたら公演プログラムをゲットしましょう。
一番わかりやすい販売場所はずっと奥の左にある【キャトルレーヴ】というショップです。
ヅカグッズが山ほど売っています。
こちらにはお菓子などのお土産はありません。
あるのはグッズのみ!
ヅカオタの聖地です。
すごい人人人、レジ列もすごい人。
でも怖がらないで、相手はプロです。
意外と早くお会計できます。
プログラムはレジカウンターで口頭注文します。
「大劇場公演のプログラムください」
これだけです。
いや、でももう時間ないしグッズとかいらん。プログラムだけでいい…
という方は、入場後もプログラムのみ販売している特設カウンターがあるので、そこでゲットしてください。
2階のお茶やパンが売っている売店でも購入できますよ。
ある程度どんな人が出るのか、どんな概要なのかがわかっているだけでも、観劇するときに没入しやすくなっておすすめです。
そして最高の思い出が詰まったお土産になります。
オペラグラスのレンタル
初観劇の場合、あまりオペラグラスは必要ないかもしれません。
まずは全体を見て、宝塚を浴びていただきたい。
ただ、すこーし遠いお席の場合、オペラグラスを持っていると便利な瞬間がある可能性もあります。
もし他用でオペラグラスを持っている方ははぜひ持って行っていただきたいところです。
そんなもの持ってないよという方に向けて、なんと宝塚大劇場ではレンタルもしていますので、ぜひ活用してください。
1Fチケット改札口を入って左側にカウンターがあります。
レンタル料は500円。
保証金として5000円を預けます。
なので5500円必要ですが、オペラグラスを返すと5000円が返ってきます。
今もそうなのかは不明ですが、前は返ってくる5000円は必ず新札でした。
「宝塚ってすごい…」となる要素がそこら中に散りばめられています。
チケット改札通過後の注意点
宝塚大劇場は1階席が2階にあり、2階席が3階にあります。
1階席のチケットをお持ちの方はエスカレーターで2階へいきましょう。
え?1階に行列がある?そこが座席への入り口じゃないのかって?
1階の行列はトイレの行列です。
危うく女子トイレに並んでましたってならないように男性の方は気を付けてくださいね。
観劇マナーについて
観劇中はおしゃべりはご法度です。
衝撃すぎて思わず出てしまうワァとかホワァとかヒィィは大丈夫です。
つばがある帽子は必ず脱ぎましょう。
つばがある帽子は視界が遮られます。
劇場のスタッフさんにも声を掛けられる前に帽子を脱いでください。
宝塚公式HPでもマナーについてお願いが掲載されていますので、ご一読いただければと思います。
また、博多座の公式HPにもとても分かりやすい観劇マナーが掲載されていますので、こちらも参考にしてください。
博多座だけでなく、舞台を観劇する方全員におすすめです。
宝塚歌劇の舞台構成について
さて、無事にプログラムをゲットし、マナーについて学んだところで宝塚歌劇の舞台構成についても知っておきましょう。
宝塚歌劇はオーケストラの皆さんが舞台と銀橋(舞台の前にある道)の間の下部に潜んでおり、毎公演、生の音楽を奏でています。
贅沢〜
基本的に宝塚の公演は芝居とショーの2部構成。稀に3部構成になっちゃったりします。
とにかく2部構成ですからね、1部が終わっても帰らないでください。
お芝居が終わると30分~35分の休憩があります。
休憩時間も演目によって異なるので、事前チェックしてくださいね!
劇場内では休憩の残り時間がわかりやすく表示されます。
第一幕:お芝居について
物語形式ですが、単調なセリフだけじゃなく急にメロディがかったセリフを聞けたり、歌、ダンスも楽しむことができます。
演目は様々ですが、史実を元にしたオリジナル作品が多いです。
その他、海外ミュージカルを日本版に潤色・演出したものや、書物やゲームが原作のもの、最近では劇団新感線の演目など、宝塚歌劇も色々な挑戦をしながら、新しい舞台を作っているように思います。
第二幕:ショーについて
レビュー形式で、歌ありダンスありの豪華な時間です。
目まぐるしくシーンが変わり、いつの間にか終演しています。
あっという間に終わってしましまいますのでご注意を。
ショーにもストーリー性があり、演目タイトルに沿ったテーマ構成になっていることが多いです。
お酒、宝石、鳥、海、世界など色々なテーマを元にレビューが繰り広げられます。
そして宝塚といえばラインダンス!ですよね。
ショーによってさまざまなラインダンスが見られるので、何十年見ても飽きません。
また、大階段を使った男役の群舞も圧巻です。
男性の方も
となること間違いなし!
ミラーボールもキラキラで、想像する宝塚がそのまま目の前に繰り広げられます。
ただ、実際に肌で感じてみると感じたことのない高揚感が得られると思います。
まさに「宝塚を生で浴びる」ことができます。
最後に
初めての観劇って、ドキドキしますよね。
でも大丈夫。誰もが最初は初心者です。
服装もマナーも心配しすぎなくてOK。
ちょっとした準備とワクワクした気持ちを持っていけば、それで十分!
一歩踏み出せば、そこにはキラキラした非日常が待っています。
ぜひ、あなただけの“宝塚観劇デビュー”を楽しんでください!
では、よきヅカライフをお楽しみくださいませ。
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