舞台写真枚数と路線の関係性
舞台写真枚数と路線の関係性について、宝塚歌劇団の世界では、舞台写真が一つの指標とされています。
特に舞台写真の枚数は、スターの存在感や人気、さらには路線(スターとしての進路)に大きく影響することがあると言われています。
舞台写真の枚数、そしてその影響
舞台写真が出るか出ないかは、スターを目指す生徒にとって、まさに「大きな壁」。
舞台写真の枚数が多ければ、多いほどファンの目に触れる機会が増え、存在感が強調されます。
逆に、舞台写真が少ないと、その分注目を浴びる機会が減少するため、進路や次に向かうステージに影響を与えることがあると言えるでしょう。
とはいえ、枚数の差にはいくつかの要因が関わっています。
同じトップスターでも、トップオブトップなどの格が違えば枚数が変わります。
- 新人トップは13枚
- 普通トップは15枚
- トップオブトップは16枚
- 1作目は7枚
- 2作目以降は8枚
- どんなに長期となっても限度は8枚
- 2番手羽根を背負えるなら7枚
- 正2番手ではなく「2番目」として上がらないままであれば7枚。
- 退団時は+1枚の計8枚
- 直近は5枚
- 6枚の時期もあった
また、退団時には+1枚というようなイレギュラーなケースも見受けられます。
直近の舞台写真枚数のまとめ
ここで、最近の舞台写真枚数をまとめてみました。
もちろん、これらの枚数が全てではなく、時期や公演内容によって前後する可能性もありますが、参考になるかと思います。
17枚(トップオブトップ:16枚+1枚) | 礼 真琴:95期(25/5/4(退団公演)) |
16枚(トップオブトップ) | 芹香斗亜(25/4/12(退団公演)) |
13枚(新人トップ) | 朝美絢:95期(25/5/18)・鳳月杏(25/2/9)・永久輝せあ(24/12/25) |
8枚(正2番手) | 暁千星(25/5/4)・桜木みなと:95期(25/4/12) |
7枚(正2番手1作目) | 瀬央ゆりあ(25/5/18)・風間柚乃:100期(25/2/9) |
5枚 | 極美慎:100期(25/5/4)・瑠風輝(25/4/12) |
4枚 | 天飛華音(25/5/4)・縣千(25/5/18)・聖乃あすか:100期(24/12/25) |
3枚 | 鷹翔千空(25/4/12) |
2枚 | 風色日向(25/4/12)・礼華はる(25/2/9)・彩海せら(25/2/9) |
1枚 | 諏訪さき(25/5/18)・華世京(25/5/18)・亜音有星(25/4/12)・夢奈瑠音(25/2/9)・英かおと(25/2/9)・一之瀬航季(24/12/25)希波らいと(24/12/25) |
未来のトップオブトップは誰の手に?
礼 真琴さんはさすがのトップオブトップ、16枚+退団公演記念の1枚で計17枚の舞台写真が発売されました。
2025年4月27日に退団した宙組トップスターの芹香斗亜さんは16枚ですが、内1枚が退団記念となると15枚換算となるのでしょうか。
そして昨年末から一気にトップスターの就任があったため、花組、月組、雪組のトップスターは揃って「新人トップスター」の13枚で揃っています。
まこっちゃんが退団したのち、どの組のトップスターの舞台写真が16枚になるのかも注目です。
スター揃いの100期生にも注目!
頭ひとつ抜けているのはやっぱり月組・風間柚乃さん
100期生は各組にスターがそろい、宝塚ファンにとって目が離せない存在ですよね。
そんな中でも、ひときわ存在感を放っているのが月組の風間柚乃さんです。
『ゴールデン・リバティ』『PHOENIX RISING』で正二番手羽!
鳳月杏さんのトップお披露目公演となった『ゴールデン・リバティ』『PHOENIX RISING』で、
風間さんは正二番手としての羽根を初めて背負いました!
この影響もあり、直近の舞台写真の枚数は「7枚」に!
となると、次回の公演からはついに「8枚」になると予想されています。
写真枚数=序列の指標として、やはり注目してしまいますよね。
星組・極美慎さんは「5枚」に!
一方で、星組の極美慎さんも着実にステップアップ。
前回の公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』では舞台写真が「4枚」でしたが、今回の『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』では「5枚」に増加しました!
正3番手の道へ確実に上がってきていますね。
花組・聖乃あすかさんは「4枚」からあがれるか
花組の聖乃あすかさんは、現在の舞台写真枚数が「4枚」で、極美さんに少し遅れをとっている状態。
しかし!
2025年の公演『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』で発売される舞台写真枚数はまだ誰も知らない!
極美さんに追いつく可能性も十分にあります!
ただし、花組は現在正二番手が不在。そのため、ポジションがどう動くのかが非常に気になるところ…。
そして…極美慎さんは花組へ異動が控えています!
2025年8月11日付で極美慎さんは花組異動が決まっています。
極美さんが花組に異動する前の『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』で、
聖乃さんがどこまで爪痕を残せるのか?
あるいは、何かサプライズ的な動きが起きるのか…?
まとめ:100期生の動向から目が離せない!
100期生の中でも、風間柚乃さんの快進撃は明らか。
そして極美慎さんの異動、聖乃あすかさんの今後の浮上も含めて、ますます目が離せません。
今後の舞台写真枚数の変化、そして各組での立ち位置の変化に、ぜひ注目していきましょう!
ちょっと小話
舞台写真の枚数からスターの序列が見えてくるのは、宝塚ファンの間ではよく知られたこと。
そんな中、過去のイレギュラーな例は美弥るりかさんが退団された時のことです。
正二番手(トップ路線)の舞台写真枚数「8枚」に退団記念の1枚を加えて「9枚」の舞台写真が販売されました。
これはまさに劇団からの特別な待遇だったのかもしれません。
トップスターの「13枚」という高い壁
ファンとしては、二番手まで進んでトップになれない――
そんな現実を見るのは、どうしても切なく、悔しい気持ちが募ります。
舞台写真で言えば、
「7枚」「8枚」のラインから、トップスターの「13枚」へと到達することの難しさ。
その差には、目に見えない大きな壁があることを改めて感じさせられます。